2018/05

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最近、パンの柄の帽子を見つけてしまい、試着したら驚くほど似合ったので(当社比)

 

買ってしまいました。

 

見た目でそこまで惹かれたわけでもなく、誰かに自慢したいわけでもないものが似合う時

 

ほんとうの元気が出てきます☆

 

今日は、こないだからずっと考えていて、最近考えが止まったことをとりあえず書いておこう。

 

それは、「消費」という言葉との付き合い方について。

 

私は母のいる実家に定期的に帰っていて、その前にデパートで買い物をする。

 

食パン5枚切りと、お寿司と、その他リクエストのもの、お楽しみのケーキなど。

 

買う物が予測できてるので自分のお気に入りの布バッグを持っていって、

 

レジで毎回「袋はいりません」と言うのに、ある日そのバッグを忘れてしまった。

 

それで、久しぶりに食パンをパン屋さんの袋に入れてもらったら

 

何か気持ちがふっと軽く、行動も軽くなる気がして、あ!これは知ってる感覚!と思って、思い出してみた。

 

パンを袋に入れてもらった時点で、どこか「他人事」になり

 

気持ちが途切れて身軽になる。

 

それは、大学生の頃、バイトを始めて自分のお小遣いで服を買えるようになった頃、

 

世の中をふわっと渡っていけるようになったような錯覚を感じてた頃によく味わった。

 

そういえば林真理子も、買ったものの袋に入ったままの洋服がたくさんある、と書いていたし

 

きれいなお店でお買い物をして、ステキなショッピングバッグにいれてもらう、

 

そこがいちばん盛り上がるところ、というのは私も昔何度も経験した。

 

・・ということを、食パンを袋に入れてもらったことで一気に思い出した。

 

そしたら、いつも自分のお気に入りバッグに入れるために物を選んでいた時の感覚は何だろう?と考えて

 

これが「仕入れ」か〜!と思った。

 

そして、レジ袋に入れてもらった時点で何かが完了してしまうあの感じ、あれが「消費」なんじゃないかな?と。

 

そういえば高校生くらいの時、母親に

 

「あんたも消費者なのよ〜」と言われて、びっくりしたことがあった。

 

そもそも「ショウヒシャ」という言葉を知らなかったので、なんだか急に「えらいひと」になったような気がして

 

意味を聞いて、「それじゃ、お金を稼がないといけないんだな」と思って

 

どこかが思考停止したんだった。

 

でも、今私が気持ちよく世の中とやりとりしてる感覚は「仕入れ」感覚で

 

それは「買ったものを自分なりに工夫して生活を創造する」ために色んなものを循環させるってことで

 

そもそも生活は創造なのに、大量のレジ袋とともに、「君たちは消費者」って誰が勝手に認定したんだー!と

 

とりあえず「消費」という言葉を目の仇にして過ごしてみたりした。

 

しかし・・・!

 

「消費」という状態を私も必要としてる場面を、ふと思いついた。

 

例えば「八つ当たり」をする時(だから茂造が「八つ当たりじゃ!」というシーンを見るのが好き)、

 

びっくりするくらい悲しくなった時に、体に悪そうなお菓子を大量に食べたのになぜか体調が悪くならなかった思い出、

 

後は野となれ山となれ気分の、お祭り騒ぎなど(?)

 

私にとっては、これらは「消費活動」で、これも必要であった。

 

そうか、「消費」という言葉が日本に入ってくるずっと前から

 

この状態は「あった」んだな。

 

そうかそうか・・と、とりあえず納得して、今はどうしてるかと言うと

 

お買い物をする時、「仕入れ」と思って選ぶこと、

 

そのためにお気に入りの布バッグを大事にすること、

 

「消費」気分になってたら、それは自覚して楽しむこと、

 

それらを、パンの帽子をかぶって自分の機嫌を良くして、歩きながら考えております。

 

 

 

 

**** ライブのお知らせ *****

 

◆6/14(木) 北浜 雲州堂 「IORhythm 〜イオリズム〜」

 

時間 | 開場 18:30 / 開演 19:30

料金 | 投げ銭制

出演 | はるまつあるふゆ 、井波陽子

場所 | 雲州堂

       大阪市北区菅原町7-11

       TEL 06-6361-3903

 

 

http://cuorelife.net