2018/06

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今日は雨がたくさん降るイメージだったけど、わりと少な目だったので

 

ありがたいなーと思っています。

 

昨日の朝、地震が来たときは

 

私は一階の部屋にいて、床の上にアンケートを広げてライブのお知らせを送る準備をしていました。

 

そしたら、いきなりものすごい揺れが来たのですが

 

私はちゃんとした地震は未経験だったので

 

カタカタ・・ガシャガシャ・・ドガシャガ!!!の辺りで

 

「(私の体が知ってる地震という意味での)知ってるのとちゃうー!」となり、

 

そばのテーブルに潜り込んだ時、頭に浮かんだのは

 

「(東日本大震災の被災者のみなさん、地震がこんなに恐ろしいものとは全然想像できてなかった)、

 

ごめんなさいーーー!!!」ということで、

 

口からは「キャー!!!」とかなり高音が出ていて

 

「今の高音、無理のない発声やな・・」と、違う脳で思っていました。

 

叫んだあと、地震はやんで、夫が「大丈夫かー!」と降りてきて

 

テーブルの下にいる私を見て「えらい!」と褒めてから

 

私に靴を投げてよこして、外へ様子を見に行きました。

 

そこで、近所の人たちが外に出てきて人の声がたくさん聴こえてきたので

 

これがまず、ほっとしました。

 

床の上は戸棚から飛び出してきたガラスの食器の破片、

 

台所に行くと食器の破片プラス、落ちてきたカレー粉の匂いに包まれ

 

ピアノは、上に作ってた棚が落ちて山ほどの楽譜がえらいこっちゃになっており

 

えーと、これはまず、、危険が多い床のガラスから何とかせねばならぬ。

 

夫は、瓦が落ちた屋根に使うためのブルーシートを調達に行ったから

 

私は家の中をなんとかしよう。

 

しかしその前に、私に決定的に必要なものがある・・

 

音楽だ、こういう時は山下達郎だ。

 

と思って、アルバム「僕の中の少年」をかけたら

 

何かが冷静になって正気に戻りました。

 

でも、ガラスの破片はどこに集めたらいいかなあと考えて

 

あ、そうだ紙袋にしよう、と思いついて二階に取りに行ったりするのにだいぶ時間がかかったし

 

頭の動きはだいぶ鈍くなっていました。

 

お昼になって、急にお腹が空いて

 

2日前に近所の果物屋さんで買った、一個200円の小ぶりのアンデスメロンがあったので

 

それを二つに切ってスプーンですくって食べたら、効きました。

 

さらに、カップヌードルに夫が卵を入れてくれたのを食べて

 

温かいものも、効きました。

 

でも、その後強烈に眠くなり、昼寝をしました。

 

この疲れはなんなのかなーと思って、あ、そうか、恐怖からくる疲れなんだなーと思い

 

そうか、被災ってこういうことの、もっと大変なレベルなんだな、と思いました。

 

Twitterを見たら

 

熊本地震経験者の母「もう大丈夫って思ってるやろ?熊本の時もそれで油断してる時にもっと大きいのが来た。

 

備えてるか備えてないかで大きく変わるけん」

 

というのと、内田樹先生の

 

「非常時になっても人間は「正常性バイアス」が働いて、危険を過小評価する傾向がありますから」

 

というのを読んで、これらを読めたのに無視したら、あたしゃバチが当たるな、と思いました。

 

そして「地震ってほんまに何の前触れもなく、いきなり来る」と、しみじみよくわかりました。

 

テレビ局の人が「家の様子を撮らせてください」って取材に来はったけど

 

地震で家の中がめちゃくちゃになってる絵なんて想像したら誰でも分かるし、

 

うちを取材して誰か困ってる人の役に立つんやったら喜んで協力するけど

 

そういうパターンは想像できなかったし

 

そもそも「取材しはるなら、手伝ってー!」という心境で

 

カメラマンの人にもはや説教しそうな勢いだったので

 

夫が対応している間、階段に隠れてました。

 

そんなこともあったけど、私にとっては今まででいちばん極限状態、その時に

 

音楽が、自分にとって効き目があることがよくわかりました。

 

あと、人の声と、ご近所さんの存在と、天然の食べ物と、あったかい食べ物。

 

(追加で、歩きやすい靴)。

 

そんな二日間でした。

 

ではまた明日〜☆

 

 

 

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