201810
Thursday
東京の新宿の、安くて美味しくて私がいつか行きたいと思ってる「ベルク」というお店があるのですが
先月からTwitter上でベルクに関する色んな人の色んな思い(?)が炸裂して、炎上しているのです。
その様子をハラハラして見ている中で、いくつか気づいたことがありました。
Twitterは、そもそも「この世には色んな考え方の人がいる」ことを知るために私は見ているのです。
今までは、自分の考え方に気づくと
「私はこういう考え方である。・・ってことは少なくとも、正反対の人もいるってことだよな。」
と、想像するくらいだったけど
Twitterだと、その正反対の人の言葉を読むことができる。
私からしたら、信じられない〜と思う人がいて、私も誰かにそう思われていることだけは確かである。
と思うことは、少なくとも私の脳内の風通しを良くするのです。
それで、最近見ていた炎上の件で色んな人のやりとりを読んでたら
あらためて私の知らない言葉が多すぎたので、とりあえず「エアリプ」って言葉の意味を調べました。
そしたら、『@マークを付けず誰に宛てたかを伏せてるけど、ツイートの内容が明らかに特定のユーザーに宛てたツイート』で
『エアリプの使い方としてはかなり多いのが「嫌いな人へのエアリプ」』らしい。
わちゃーーだめだこりゃ(笑)
公開陰口みたいなのもTwitterではよくあるってことなのか〜〜〜魑魅魍魎ではないか。
見ず知らずの人に簡単に話しかけられる設定のTwitterで、「嫌いな人へのエアリプが多い」って
そりゃ炎上だって起こりますわなあ・・
それはさておき、私はエアリプをするとしたら何かを褒めちぎる時にしようと思うけど
それはTwitterの常識ではないらしいことが分かりました。
そして、私が見ていた炎上の件ですが、炎上というからには悪口がうわーっと広がっているわけです。
その悪口は、元々は「ほんの少し不満を表現したツイート」だった。
だけど、そこにびっくりするくらいたくさん「いいね」とかリツイートがついた。
するとそこに励まされたのか(?)勢いがどんどんついて
口調が強くなっていったように、私には見えたのです。
人間てそういうところあると思う。
でも、自分の発信したことが大勢に「いいね!!」って言ってもらったら
瞬間的には嬉しいかもしれないけど
自分のほんとうの気持ちに気づくきっかけを失うのではないだろうか。
時間をかけて静かに見つめないと自分の心ってわからないし
ひとりひとり考えてることは違うはずなのに、「みんなそう言ってる!」っていう状態になって
しかもストレスの多い状態だと、もっとたくさんの人の共感がほしくなるんじゃないかしらん。
そしたら、小さい不満がいつの間にか大声の悪口になってて
もはや自分の考えではない、「みんなの考え」という意識になる。
そうなると、ちょっとヤジみたいな言葉も出やすくなる。ひな壇芸人みたいな・・。
日本人は議論に慣れてないのに、顔の見えないTwitterの限られた文字数でやりとりするってことは
人間力の高いものすごい大人でない限り、難しいよなあ〜〜〜〜〜。
ネットというものを人類が使いこなすまで、相当時間が必要なんだろうなあ。
正しいことを言っていても、完璧な人なんていない。
自分の間違ってたところに気づくってのは、その人に必要なだけ時間がかかる。
見知らぬ誰かに説得されて一瞬で分かるってことは、私はなかった。
ふと腑に落ちる、ああ、自分も間違ってるとこあったな。
って分かるまでの時間が、豊かな時間だった。
さねよしいさ子の名曲「リトルリトル」を思い出しました。
「ほんとはいい子ってわかってるんだよ リトルリトルミー」