昨日は、はねさんと言う友人が所属する
マンドリンオーケストラの演奏会に行ってきました。
ARTE MANDOLINISTICA
と言う名前の、イキのいい100名を超える楽団で
舞台に揃った姿は壮観です。
オーケストラって演奏が始まる前から
ドラマが起きる予感でわくわくしますね。
マンドリンオーケストラが普通のオーケストラと違うところは
ヴァイオリンと違って持続音が出せないので
流れるような旋律を奏でる時には
常にトレモロ(と言っていいのかな)なのです。
それがまさに音を紡いでる感じでなんとも心地よいのです。
トレモロは、力を入れっぱなしでは
きっと演奏者も持たないと思うのですが
私から見ると、石鹸を丁寧に泡立てている感じに似ていて
絶えず良い空気を含んで音にするため
力強いフォルテでも押し付けられる感じがしないんじゃないかなあー。
(でも迫力はあるのです)
絵で言うと、モザイクみたいな、
もしくは「スイミー」みたいな感覚です。
それと上質だけれど気取ってない感じが好きなのです。
そんなわけで、どんな曲も楽しめるのですが
昨日のプログラムは団員の作曲家3名の曲だったのでどの曲も面白く
私が子供の頃、わくわくしながら曲を作りだした気持ちを思い出し
そして団員さん達の演奏に燃える表情をあちこち見ては私も燃えました〜(笑)。
(前のほうの席だったので堪能できたのです)
マンドリンの音色は
高音はどこまでも可憐だし
低音でリズムを刻む部分はいい具合に乾燥させた木の音がします。
そしてギターの方たちはまるでスナフキンのように(笑)かっこいい。
昨日は視界にはあまり入らなかったけれど
ずらっと並んだコントラバスも圧巻です。
オーケストラは大河ドラマですね。
昨日はちょっと冷えましたが
雨の中の桜も見れて
春の息吹を感じる一日となりました。