人はなかなか
ごめんなさいとは言いたくない生き物らしい
こどもたちを見ていて思う
けんかの後
大人が仲裁に入って
誤解が多かったほうに
「ごめんね」と言わせると
必ず「いいよ」と返す
納得したのかわからないけど
そういうやりとりをするように先生に教えられているから
そうやって折り合いをつけて
次の瞬間にはいっしょに遊んでいる
えらいなあと思う
「ごめんね」を言ったほうにも言い分はたくさんある
自分でも気づけないような
生きてきた分の事情、
どうしたらいいのかわからないまま引き受けてしまった事情も
「いいよ」と言ったほうだって
言い足りない気持ちを涙といっしょにぐっとこらえる
折り合いをつけると言うことは
とてもむずかしい
つまらない現実のように思えてしまうけど
今の私がひとつ言えること
それは
今仲良しのともだちは
こどもの時なら仲良くなれなかったような気がする人も
多いってこと
そして、離れてしまったともだちも
ピンチのときに心のなかに出てきてくれたりするから不思議
これは私のともだちが教えてくれた
とても不思議で
まぎれもなくほんとうのこと